エクス様を訪問しました

 株式会社エクス様を訪問して、ご意見や商品・サービスの動向等をお聞きしました。

 最近の一押しとしては、中小製造業向けのITツール・サービスについて、他社製品も含めて情報掲載している「EXfeel」とのことです。

 現時点では、中小製造業向けに厳選されたITツール・サービスが計200以上掲載されていますので、皆様もご覧になってはいかがでしょうか。

【追記】抱社長からお聞きした経営哲学に関する印象深いお話

 エクス様にお伺いした時に、ご多忙の中、抱社長も面談にご同席頂きました。

 有難いことに、私のような脱サラで法人設立したばかりの者を「経営者」と思って頂いたようで、エクス様の創業当初のご苦労も含めて、法人事業経営について、お話をお聞きすることが出来ました。沢山お聞きしたのですが、その中でも特に印象深かったこと3点を自分の備忘も兼ねて記載します。

①事業はさせて頂いているのであって、事業していると思うのは驕りのはじまりなので要注意

 エクス様は創業30年になるそうですが、創業当初やその後の自然災害発生時など、いくつか経営危機もあったそうですが、それを耐えて経営を続けた中で、冒頭の思いに至ったそうです。

 具体的な例は、創業直後の時期に、4人で創業し、収入が無い時期に先行投資でソフト開発に着手し、資金が心細くなりながらもリリース間近でいつくか近畿圏で販売先も開拓出来て、ようやく一息つけると思っていた矢先に、阪神・淡路大震災が発災したそうです。販売見込み客も罹災してソフト購入どころではなくなってしまい、購入延期の連絡が入ってきたそうです。抱社長は、この時に、「終わったな」とお考えになったそうです。

 ところが、ある新規顧客から、とても好条件の引き合いが入り、なんとか事業を続けることが出来たそうです。

 また、中越地震や、東日本大震災の時も、システム導入企業のプロジェクトが一斉にSTOPしてしまい、大きな赤字に苦しんだそうですが、利益は二の次で、取引先の復旧最優先で対応したところ、復旧後に、受注がコンスタントに伸びて、発災前の売上規模上回ることが出来たそうです。

②むやみにカネ、名誉、夢を追いかけてはいけない

 カネ、名誉、夢を追いかけると、経営を見失いやすいので、経営理念や理想を掲げてもいいけれど、現実も見つめて、一歩づつ理想に近づけていくことが大事。

③正しい商機を見定める

 商機には偽物や見せかけ、悪いものもあるので、良い商機を確実につかめるように、日ごろから精進して、良い選択眼を鍛えて、焦らずに、良い商機を確実につかむことが大事。

 どれも、これから私が経営者のはしくれとして生きていくために、とても重要な話でした。肝に銘じて行きたいと思います。